夢遊病と風呂

 

 

夢遊病と風呂について

夢遊病による症状には個人差があり、ただ起き上がるだけではなく、冷蔵庫へ行って食べ物を食べたり、お風呂に入って入浴したりと不可解な行動が引き起こされます。

 

寝る前にお風呂に入ったのにも関わらず、急に起き上がってまた入浴するのですから、一緒に住んでいるパートナーはビックリするかもしれません。

 

本人はそのことを一切覚えていないので、誰にも気付かれることのないまま夜な夜な夢遊病の症状が引き起こされていることも十分にあり得ます。

 

夢遊病の主な原因は過剰な精神的ストレスや睡眠遮断、感情問題が挙げられ、眠りに入ってから1時間〜3時間の間に起こりやすいのが大きな特徴です。

 

夢遊病の状態は数分間から30分間程度は続くため、起きている状態と同じようにお風呂に入り、上がってまた布団やベッドの中に入ることもあります。

 

夢遊病は不眠症と同じように睡眠障害の一つなのですが、子供の場合は成長過程で引き起こされやすい現象なので、特に心配する必要はないのです。

 

5歳から12歳の子供では10%〜15%が夢遊病の経験があり、脳の一部が未発達なために引き起こされやすいと考えられております。

 

医薬品を服用して治療しなくても自然治癒が基本ですし、脳の成長によってだんだんと症状はおさまっていくのです。

 

仮に、フラフラと部屋の中をうろついたりお風呂に入ったりしても、親が見守っていれば特に問題はないでしょう。

 

とは言え、子供が自力で夢遊病の状態で部屋から出てしまうと、「キッチンで包丁を手に取る」「階段から落ちる」など命の危険に晒される場合があります。

 

お風呂に入るだけならばまだしも、包丁やナイフを手にとって自分自身を傷付けてしまう可能性は少なからずありますし、夢遊病を甘く見てはいけないのです。

 

そこで、できる限り早い時間帯に子供に眠ってもらうのが夢遊病の効果的な対策方法の一つで、上記では眠りに入ってから1時間から3時間程度で夢遊病が起こりやすいと説明しました。

 

つまり、9時に子供を寝かせれば両親が起きている時間帯の10時から11時くらいに夢遊病の症状があらわれるため、部屋から出てしまったとしても親の力でカバーできるのです。

 

無理に起こしたり行動を抑止させたりするのは良くないと言われているので、そっとベッドまで連れていってあげましょう。

 

一方で、大人の夢遊病の場合は子供と同じようには対処できず、殺人事件に繋がる可能性も少なからずあるので、早めに睡眠外来などを受診して適切な治療を始めてください。