夢遊病による事件

 

 

夢遊病による事件について

「夢遊病は生理現象の一つだからあまり気にする必要がない」と楽観視している人はいらっしゃいます。

 

確かに、子供の場合は成長過程で夢遊病が引き起こされるケースが意外と多いですし、成長していくにつれて解消されていくのであまり心配する必要はないのです。

 

しかし、大人が引き起こす夢遊病はれっきとした睡眠障害という病気の一種ですし、事件に発展してしまったケースも以前にはあるので、十分に注意しなければなりません。

 

最も有名な事件は1987年にカナダで起きた「パークス事件」で、23歳の男性が暴力的な内容を含むテレビを見ながら眠りに付きました。

 

眠りについてから一定時間が経過した後、急に起き出して車を運転し、義理の両親の家に行って無意識のまま母を射殺して父には暴行を加えてしまったのです。

 

本当に夢遊病を引き起こしていたのか、夢遊病を装った事件だったのか見解が分かれるものの、この23歳の男性は精神的なストレスから睡眠障害を発症しておりました。

 

全ての人がこのような暴力的な行動を引き起こすというわけではありませんが、夢遊病で自分が気付かない間に事件が起こる可能性も決してゼロではないのです。

 

また、日本でも同じように夢遊病が原因のねぼけ殺人が引き起こされており、就寝中の長女に対して父親が胸や頭を刺して失血死させてしまいました。

 

世の中には色々な人間がいらっしゃるものの、自分の娘に対して正常な状態でこのようなことができる親が果たしているのでしょうか。

 

半覚醒状態下では人間は思わぬ行動を起こすことも十分にあるため、睡眠障害を発症している方は夢遊病に注意が必要となります。

 

子供の夢遊病は成長に必要な行動の一つだとしても、大人になってから夢遊病を発症した場合は高確率で精神的なストレスが関係しているのです。

 

自分では寝ている最中に不可解な行動を起こしても気付かないかもしれませんが、誰かに指摘された際は自分にストレスが加わっていないのかどうか心当たりを探してみた方が良いかもしれません。

 

「会社での人間関係」「友人とのトラブル」「親との言い合い」など、人間は常にストレスに晒された環境で生きております。

 

そのストレスにより睡眠障害だけではなく、身体的な病気の引き金になるケースもあるため、普段の生活で発散できるような対処をするべきです。

 

自分一人の力では解決できない可能性もあるので、早めに心療内科や睡眠障害の専門医に相談して何かしらの対策を練るようにしてください。