夢遊病とトイレ

 

 

夢遊病とトイレについて

夢遊病によって引き起こされる症状には個人差があり、実際に引き起こされてみなければ分かりません。

 

その一つがトイレで、寝ぼけた状態でトイレへと駆け込み、用を足してまたベッドに入って眠るのです。

 

トイレの中に入って排尿する状態ならば夢遊病ではなく、普通の現象だと言えます。

 

しかし、お風呂場や台所など、トイレ以外の場所で排尿するような現象が見られたら、それは夢遊病だと考えた方が良いでしょう。

 

もし、身内でこのような人がいたら、朝起きた後にトイレとは違う場所で排尿したことを覚えているかどうか伺ってみてください。

 

記憶にないのならば間違いなく夢遊病の症状の一つですし、子供ならばまだしも大人ならば精神的なストレスが溜まっていると考えられます。

 

子供は脳の未発達によって夢遊病が引き起こされるケースが多く、成長段階で誰にでも生じる現象なので過度に心配する必要はありません。

 

気付いたら夢遊病の症状が落ち着いているケースがほとんどですし、病気でもないので親御さんが暖かく見守りましょう。

 

その点、大人の夢遊病はしっかりと治療した方が良いと考えられており、子供と比べて料理や運転など複雑な動作もこなしてしまうからです。

 

お風呂場をトイレと間違えて排尿するだけならば、翌朝起きて掃除をすればそこまで大きな問題へと発展することはないはずです。

 

しかし、包丁を使って料理をしたり、外へフラフラと出て車を運転したりという行動は危険度が高く、夢遊病によって怪我や事故に繋がる可能性が高くなります。

 

夢遊病は専門的には睡眠時遊行症と呼ばれており、不眠症と同じように睡眠障害の一つなので、正しい処置で治療を行わなければならないことはお分かり頂けるはずです。

 

そこで、夢遊病の治療では睡眠障害クリニックや睡眠外来への受診が適しており、基本的にはンゾジアゼピン系の睡眠薬や三環系抗うつ剤を服用する薬物療法から治療が始められます。

 

薬物療法と同時に、精神的なストレスによって夢遊病の症状が悪化している可能性が高いため、医師からストレスを発散するようにと指示があるはずです。

 

個人によって異なるものの、「カラオケで大きな声を出す」「ウォーキングなど身体を動かす」「自分の趣味の時間を増やす」「アロマを炊く」「半身浴を行う」など、リラックスやリフレッシュを毎日の生活に取り入れましょう。

 

ストレスがなくなれば、夢遊病でトイレと間違えて別の場所で排尿するような現象は見られなくなるはずです。